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「フリーティケットシアター」、3月末でサイト閉鎖 「無料ホームページ」の草分け

» 2016年01月22日 14時21分 公開
[ITmedia]

 「無料ホームページ」サービスの草分けだった「フリーティケットシアター」が3月31日で全サービスを終了し、サイトを閉鎖すると告知した。ユーザーに対し、他サイトへの移行を呼び掛けている。

 無料のホームページスペース「ふりぃのぺぇじ」やカウンター「ふりぃのかうんた」などを提供しており、運営はベアコミュニケーションズ(浜松市)。昨年5月には新規登録の停止を告知していた。

photo トップページ。ファンシーな雰囲気

 1998年1月に記されたという「ご案内」では、「フリーティケットシアター(無料切符劇場)はインターネットを通してあなた自身を表現することができる劇場です、入場(ホームページの閲覧)は当然無料、出演(ホームページスペース、チャットルームの提供)も無料です、スパースター(超人気サイト)をめざしての出演はどうでしょうか」(原文ママ)とサービス名の由来を説明している。

 「TVは広告収入により放映料が無料で実現されている、インターネットがTVみたいに発展するとすれば、最終的には同様な形態になるのではないか?」と、広告収入で運営する無料サービスの先駆けでもあった。ポップアップ広告を懐かしく思い出すユーザーもいるだろう。

 トップページによると、ページを登録しているのは15万人。サービス終了に伴い移行を呼び掛けているが、古くに開設されたままのページも多い。「isweb」(楽天)の閉鎖時などと同様、さまざまな過去の記録が失われることになるのかもしれない。

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