このほど米DeLorean Motor Company(DMC)は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンに改造された車「デロリアン DMC-12」を来年をめどに製造・販売すると発表した。米国内の報道によると、製造は300台限定、価格は1000万円前後になる見通しだという。
同車は1981年から1年間に約9000台が製造された。メンテナンス不要な無塗装ステンレス製の外装や、カモメの翼のように跳ね上がるガルウィングドアが特徴だ。1985年の映画公開で注目を浴びるも、車体の整備や修理パーツの製造にとどまり、今日まで新車は生産されていない。
米国の法令改正に伴い、運輸省道路交通安全局(NHTSA)の許可により、小規模なメーカーでもレプリカ車を製造しやすくなり、35年ぶりの復活につながった。残念ながら、次元転移装置やホバー・コンバージョンは搭載しない。
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