米Googleの検索関連担当上級副社長でGoogleフェローのアミット・シングハル氏(47)は2月3日(現地時間)、26日にGoogleを退社すると自身のGoogle+で発表した。
シングハル氏は、2015年11月に入社15年目を迎えた際、次の15年をどう生きようか考え、社会貢献に専念することにしたという。同氏はインド出身の米国移民だ。「スター・トレックのコンピュータを夢見るヒマラヤの少年だった私はたった2つのスーツケースを持って米国に来て、Googleの検索責任者になった」とシングハル氏。
「今こそ自分の人生を変えるのに最高のタイミングだ。Googleは絶好調で、検索はこれまでになく強力になっており、既に日々のサービスを運営している素晴らしい幹部チームに統括を委ねれば、さらに良くなるだろう」と同氏は語る。Googleの親会社Alphabetの時価総額は第4四半期の業績発表後、5310億ドルに達し、米Appleを抜いて世界一となった。
米Re/codeをはじめとする複数の米メディアによると、シングハル氏の仕事を継ぐのは、Googleの複数の研究および人工知能(AI)事業の責任者を務めるジョン・ジャナンドレア氏。Re/codeによると、Googleはこの引き継ぎにともなってジャナンドレア氏のチームと検索のチームを統合する考えという。
Googleは現在、Gmailのスパムフィルタや検索アルゴリズムなど、様々なサービスに人工知能技術を取り入れつつある。
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