東京商工リサーチによると、ロシア関連の専門書を中心とした「ユーラシア・ブックレット」シリーズで知られる東洋書店が2月3日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億円。債権者は約500人で、うち印税が未払いの作家が約430人という。
ユーラシアから東南アジアまでの地域に関連する書籍を発行しており、2007年7月期は売上高約1億7000万円を計上していたが、その後は需要の減少などで減収が続き、13年7月期には売上高が1億円を割り込み採算が悪化。昨年6月に事業を停止していた。
ユーラシア・ブックレット(ユーラシア研究所)は昨年刊行の200号で終了し、新たに「ユーラシア文庫」として群像社が発行を引き継いでいる。
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