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ガンホー、「パズドラレーダー」で“マンネリ化”を打破?――新作「パズドラクロス」も7月発売・アニメ化へ(2/2 ページ)

» 2016年02月19日 19時17分 公開
[片渕陽平ITmedia]
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「パズドラレーダー」は、スマホゲームの“マンネリ化”をできるか?

 GPS機能を活用するスマホ向けアプリ「パズドラレーダー」(Android/iOS)も今春のリリースを予定。価格は無料で「アプリ内に課金要素を設けることは考えていない」(森下CEO)という。

photo パズドラレーダー
photo 「パズル&ドラゴンズ」と連動

 「パズドラレーダー」はGPSの位置情報をもとに、「パズル&ドラゴンズ」のゲーム内で使用できるアイテムを現実世界で探索できるアプリ。「ダンジョン」や「ドロップ」を集める「トレジャー」「ドロップ集め」といった機能を搭載し、連携する「パズドラ」アプリの中で「降臨ダンジョン」「ゲリラダンジョン」として遊んだり、「曜日ダンジョン」「モンスター」などの交換を楽しめる。

photo 「トレジャー」「ドロップ集め」などの機能を搭載
photophoto

 アイテムを収集したい時は、画面上の「サーチボタン」を押す――という仕様になる見込みだ。街中を歩きながら探索するのではなく、自宅や駅など行く先ごとに「サーチボタン」を押して、付近のアイテムを探し出す。「歩きスマホを助長しないように。ガリガリと遊んでもらうよりは、自然な生活習慣の中で楽しんでもらいたい」(森下CEO)と安全面も考慮する。

 位置情報は「絶対値情報」「相対値情報」の2つを活用。全国各地の特定の場所を訪れなくても、自分の位置から一定距離の範囲でアイテムを入手できるように機能を整える予定だ。

 他のユーザーのモンスターが「助っ人」になる「すれ違い機能」も用意。事前に設定したモンスターと同じものを持っているユーザーとすれ違うと、助っ人として「パズドラ」のダンジョンに連れて行ける。

 「パズドラレーダー」の開発理由について、森下CEOは「最近のスマホゲームはフォーマットが固定化し、遊び方のマンネリ化が進んでいる」と指摘。「GPS機能の導入によって、新しいパズドラの遊び方を提供し、ユーザーの習慣サイクルによい影響を与えられれば」(森下CEO)と話す。

 「もともとはファミコン世代の30〜40代をターゲットに想定していたが、幼稚園児から70歳まで幅広く楽しんでもらえる“国民的なゲーム”に成長できたかと思う。これから10年、20年と長く『パズドラ』というIP(知的財産)を育てていきたい」(森下CEO)

photo 発表会では、テレビCMに出演している嵐の二宮和也さん(中央)が登場。森下CEO(左)、「パズドラ」シリーズの山本大介プロデューサー(右)と「4周年記念ケーキ」を囲んだ。
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