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“VR Ready PC”判定アプリ「SteamVR Performance Test」

» 2016年02月24日 07時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 PCゲームサイト「Steam」を運営する米Valveは2月22日(現地時間)、手持ちのPCでVR HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)を快適に使えるかどうかを判定するアプリ「SteamVR Performance Test」をSteam Storeで無料公開した。Windows 7(SP1)以降搭載のPCをサポートする。

 steam 1 SteamVR Performance Test

 Valveは独自のVR技術「SteamVR」を持ち、台湾HTCとVR HMD「HTC Vive」の開発で協業している。799ドルのHTC Viveは2月29日に予約受付をスタートし、4月に出荷の予定だ。

 米Facebook傘下のOculus VRも、自社製VR HMD「Oculus Rift」を使えるPCの判定ツールを提供している。OculusのツールはPCのスペックをチェックするだけだが、Valveのアプリは約2分間ベンチマーク用のVR動画を再生しながらパフォーマンスを測り、その結果を3段階(Not Ready、Capable、Ready)で評価する。アップグレードすべきパーツも指摘する。

 steam 2 判定は3段階

 ベンチマーク動画はValveのゲーム「Portal」に登場するロボットを修理する場面だ。この動画を90fps以上のフレームレートで滑らかに再生できるかどうかをチェックする。

 steam 3

 SteamVR Performance Testを使うには、Steam(無料)をインストールしておく必要がある。

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