PCゲームサイト「Steam」を運営する米Valveは2月22日(現地時間)、手持ちのPCでVR HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)を快適に使えるかどうかを判定するアプリ「SteamVR Performance Test」をSteam Storeで無料公開した。Windows 7(SP1)以降搭載のPCをサポートする。
Valveは独自のVR技術「SteamVR」を持ち、台湾HTCとVR HMD「HTC Vive」の開発で協業している。799ドルのHTC Viveは2月29日に予約受付をスタートし、4月に出荷の予定だ。
米Facebook傘下のOculus VRも、自社製VR HMD「Oculus Rift」を使えるPCの判定ツールを提供している。OculusのツールはPCのスペックをチェックするだけだが、Valveのアプリは約2分間ベンチマーク用のVR動画を再生しながらパフォーマンスを測り、その結果を3段階(Not Ready、Capable、Ready)で評価する。アップグレードすべきパーツも指摘する。
ベンチマーク動画はValveのゲーム「Portal」に登場するロボットを修理する場面だ。この動画を90fps以上のフレームレートで滑らかに再生できるかどうかをチェックする。
SteamVR Performance Testを使うには、Steam(無料)をインストールしておく必要がある。
HTCのVR HMD「Vive」製品版はコントローラー付きで799ドル
「Oculus Ready PC」の予約は2月16日開始でバンドル価格は1499ドルから
HTCのVR(仮想現実)ヘッドセット「HTC Vive」製品版予約開始は2月29日(発売は4月)
「Oculus Rift」製品版は599ドル、日本では送料含めて9万4600円(税込み)
2016年にVR HMDを快適に楽しめるPCはPC全体の1%以下──Bloomberg報道
ソニーの「PlayStation VR」は今秋発売? 米ゲーム小売り大手CEOが言及Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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