フジテレビジョンは2月26日、位置情報ゲーム「Ingress」を運営する米Nianticに出資すると発表した。拡張現実(AR)技術を活用した番組やゲーム制作などで協業する。
世界市場を視野に入れた番組やゲーム制作を本格化する中で、Nianticの持つAR技術を活用する狙い。フジテレビの大多亮常務取締役は「位置情報ゲームのテクノロジーと、われわれが得意とする物語を生み出す力を掛け合わせ、テレビの新たな可能性を切り開く」とコメントしている。
Nianticは2011年にGoogleの社内スタートアップとしてスタート。実際の場所を訪れて陣地を広げるゲーム「Ingress」は世界1400万ダウンロードを記録している。
昨年には、Google、ポケモングループ、任天堂から2000万ドルの出資を受けたほか、任天堂と共同でスマートフォン向けアプリ「Pokemon GO」の開発にも取り組んでいる。
IngressのNiantic、日本法人を設立
ポケモン最新作「Pokemon GO」はスマホでAR&位置情報ゲーム IngressのNiantic Labsと共同開発
「Ingress」のNianticに任天堂が出資 「Pokemon GO」開発
Ingressチーム、Googleからスピンアウト
全国のソフトバンクショップがIngressのポータルに
ジュンク堂、丸善、文教堂店舗がIngressポータルに
三菱東京UFJ、Ingressとコラボ 全国1700超の店舗とATMがポータルに 「ためて、ふやす」新アイテムも
ゲームと融合・新しい観光の可能性 岩手県の「Ingress」活用、その成果はCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR