ポケモンは9月10日、「ポケットモンスター」シリーズの最新作となるゲーム「Pokemon GO」をiOS/Android向けに2016年にリリースすると発表した。位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営するNiantic Labsと協業し、位置情報を活用しながらポケモンをゲットしたり、交換やバトルが楽しめるという。
「Pokemon GO」は位置情報を活用。現実世界を探索しながら、スマホの画面上に現れるポケモンを捕まえるAR(拡張現実)技術も活用。プレイヤー同士でポケモンの交換やバトルも楽しめる。位置情報技術にはIngressのノウハウを活用するという。基本プレイ無料/アイテム課金モデルになる予定だ。
スマートフォンの画面を見続けなくても遊べるように、ウェアラブル端末「Pokemon GO Plus」も発売予定。スマホとBluetooth接続し、近くにポケモンが出現すると、LEDのランプとバイブレーションで知らせる仕組み。中央のボタンを押すと、ポケモンを捕まえることができる。
ポケモンの石原恒和社長は「2年にわたり任天堂の岩田さん(故・岩田聡社長)と取り組んできた。一緒に発表したかった」とコメント。任天堂の宮本茂専務は「20年前はルーキーだった『ポケモン』が今や頼もしくなった。15年前に岩田さんと作った『ポケモンスナップ』を思い出す」と振り返る。
Niantic Labsのジョン・ハンケCEOは「ポケモンとIngressの長所を合体させ、ポケモン世界の冒険を現実に持ち出す。石原さんと岩田さんの“ビジョン”を実現する」と意気込みを語る。ゲームフリークの増田順一ディレクターは「ポケモンは今年で20周年。常識を取り払って取り組む」と豪語。
「スマホでは新しい遊びを作ることがテーマだった。位置情報を加えて『ポケモン』を再定義して、新しい次元のゲームにしたい」(石原さん)
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