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国立西洋美術館、世界遺産に登録へ 7月に最終審査

» 2016年05月18日 11時47分 公開
[ITmedia]

 国立西洋美術館が世界文化遺産に――文化庁は5月17日、フランスの建築家ル・コルビュジエが設計した7カ国17件の建築物の世界文化遺産への登録が妥当であると、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が国連教育科学文化機関(UNESCO)に勧告したと発表した。登録の可否は、7月に最終決定する。

photo 国立西洋美術館

 国立西洋美術館は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、1959年に完成した。らせん状の回廊のほか、1階部分を柱だけ残す「ピロティ」、自然光を使った照明計画――などが特徴。日本以外にフランス、スイス、ベルギーなど7カ国が、17件の建築物を一括して共同推薦していた。

photo 7カ国17件の建築物を一括して共同推薦

 7月10日からトルコのイスタンブールで開かれる第40回世界遺産委員会で最終審査し、世界文化遺産への登録の可否を決定するという。正式決定すれば、国内で20例目の世界遺産となる。

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