フィンランドNokiaは5月18日、台湾・鴻海精密工業グループと協力し、携帯電話市場に再参入すると発表した。
米Microsoftに売却したNokiaブランドのフィーチャーフォン事業を、鴻海グループなどが買収。Nokiaからライセンスを受け、NokiaブランドのAndroidスマートフォン・タブレットを製造・販売する。
鴻海グループで携帯電話の製造を行っている台湾FIH Mobileと、Nokiaの元CEOらで設立したフィンランドの携帯ベンチャーHMD Globalが、MicrosoftからNokiaブランドのフィーチャーフォン事業を3億5000万ドルで買収することで合意した。
NokiaはHMD Globalに、Nokiaブランドと知財のグローバル(日本を除く)での独占ライセンスを向こう10年間提供。Androidスマートフォンとタブレットを投入する。
端末はFIH Mobileが製造。Nokiaは開発・製造を行わず、ライセンス料を受け取る形だ。NokiaはHMDへの出資も行わない。
Nokiaは2013年、Microsoftにハードウェア部門を売却。ネットワークインフラや知財ライセンスなどの事業に集中していた。
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