早稲田大学の研究グループが発表した白黒写真を自然な色味に自動彩色する手法を、Webブラウザ上で実行できるサービスをmecab(@mecab)さんが公開した。
早大の研究グループが発表したのは、大量の白黒・カラー画像の組から、色づけの手がかりとなる特徴をディープラーニングにより学習し、その特徴を使って白黒画像をカラーに変換する技術。ユーザーテストでは、約90%が「色付け結果が自然だ」と回答したという。
mecabさんが公開したWebサービスは、論文の著者らがGitHubで公開しているデモ実装を基に、ブラウザ上で動作するようにアレンジしている。画像をアップロードすると、1度グレースケール画像に変換した後に、この手法でカラー化した結果を表示する。
学習データの関係上、屋外で撮影した写真の方がよい結果が出やすいようだ。mecabさんは「海についてはむしろより自然色に近くなっているように見える。すごい」「(たまたまなのか理由があるのかはともかく)ライカM モノクロームで撮られた画像がわりかし上手くカラー化されることに気づいた」などの所感をブログにつづっている。
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