印刷業界のオリンピックと呼ばれる、4年に1度の巨大展示会「drupa」(ドルッパ)。2016年は11日間にわたって開催され、来場者30万人を超える規模となりました。世界中から人が集まるこのイベントで私が触れた印刷技術の最新動向をレポートします。
前回の連載でdrupaの桁違いの規模は紹介しましたが、当日の場内はまさにお祭り。近辺のホテルは高騰し、私の所属部署は毎日約1時間半離れたケルンからバスで通勤していました。
展示会場は17のホールに別れていて、中央にはたくさんの屋台もでています。なんだか野外フェスのようですね。
4年に1度のお祭りですから、50を超える国から印刷に関わる企業が参加しています。来場者も世界中から集まり、出展社の気合いの入り方も相当なものです。
私の所属するHPは17号館すべてを借りきり、盛大にデジタル印刷をアピールしました。世界から集まった社員はなんと約1000人。ホテルの予約は延べ8800泊分にのぼったそうです。
さて、突然ですが質問です。「印刷機とプリンタの違いとは、なんでしょうか?」
――この質問、ある意味ひっかけ問題なのですが、代表的な答えとしては以下のようなものが考えられます。
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