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» 2016年06月22日 14時32分 公開

しつこいお誘いを婉曲に断ってくれる「Ghostbot」、「Burner」アプリに登場

北米で出会い系サービスなどに利用されている使い捨て電話番号アプリ「Burner」に、ユーザーの代わりにしつこい相手とチャットし、最終的に誘いを断るチャットbot「Ghostbot」が追加された。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 北米で使い捨て電話番号アプリ「Burner」を提供している新興企業Ad Hoc Labsは6月21日(現地時間)、Burnerの電話番号でのチャットでユーザーの代わりに相手の誘いを断るbot「Ghostbot」の提供を開始した。

 ghost 1

 Burnerは、スマートフォンの電話番号1つに対し複数の使い捨て電話番号を登録して使い分けられるようにするiPhoneおよびAndroid向けの有料モバイルアプリ。通話やテキストチャットが可能だ。例えばTinderのような出会い系アプリを使うのにBurnerの電話番号を使うことで、ある程度プライバシーを守ることができる。

 ghost 2 断る会話の例

 Ghostbotは、例えば1度デートしたがもう会いたくない相手からのチャットでの誘いに、なるべく相手を傷つけない会話で自動的に断ってくれる。例えば右図の会話(左側がGhostbot)は次のような流れだ。

断りたい相手:やあ。

Ghostbot:こんにちは。

断りたい相手:いつ飲みにいける?

Ghostbot:ずっと忙しくて、少し時間が必要なの。

断りたい相手:今週後半はどうかな?

Ghostbot:本当にごめんなさい、今は完全に仕事に埋もれてて。後でこちらから連絡する。

 Ghostbotがリプライするタイミングとセリフはランダムで、即答するようなことはなく、相手が諦めるまで会話に付き合う。場合によっては相手がbotであることに気づくかもしれないが、「そんなことを気にする必要はない。それもGhostbotがうまくあしらってくれる」という。

 GhostbotはBurnerでやり取りしている相手ごとに設定できる。Ghostbotを有効にしている相手からテキストメッセージが来ると、GhostbotがNLP(自然言語処理)エンジンを稼働させて会話を始める。

 Ghostbotは、会話機能をアプリに組み込める開発者向けサービスapi.aiを採用し、botメーカーの米Voxableと、シナリオライターのピーター・ミリアーニ氏と協力して開発した。ミリアーニ氏が用意した断り用のセリフは、ユーモアもあり、相手をなるべく不愉快にしないものになっているという。

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