米Googleは8月22日(現地時間)、新モバイルOS「Android 7.0 Nougat」のNexus端末でのアップデートをローリングアウトしたと発表した。
OTA(Over The Air)でのアップデートが向こう数週間中に来るのは以下の端末だ。
3月から実施しているプレビュープログラムのβ版をインストールしている端末もOTAで正式版にアップデートできる。米9TO5Macによると、プレビュープログラムに参加しているユーザーは既にOTAが始まっている。米TechCrunchによると、すべての対象端末のOTAが完了するには数週間かかるとGoogleの広報担当者が語ったという。
なお、従来通り該当端末以外の端末でのAndroid 7.0への対応については、各キャリアおよび端末メーカーによって異なる。
Googleは例年、5月のGoogle I/Oで次期Androidを発表し、10月に正式版をリリースしてきたが、今回は3月にプレビュー版をリリースし、多数のフィードバックをプログラム参加者から得たとして、2カ月早い8月にリリースした。
ユーザー向けの主な新機能としては、2画面に分割して2つのアプリを同時に表示できるマルチタスク、アプリごとにグループ化され、直接レスポンス(メッセンジャーへの返答など)できる通知画面、自分でカスタマイズできるクイック設定画面などがある。
Android 6.0 Marshmallowからあるバッテリー節約モードの「Doze」が改善され、端末の画面をオフにしてバッグやポケットに入れて移動している間も自動的に省エネモードになるようになった。
また、使える絵文字が72増えた。
Android 7.0 Nougatプリインストールで発売される最初の端末は、韓国LG Electronicsの「LG V20」になるようだ。本稿執筆現在、Googleの公式ページでこの端末だけが紹介されている。
新OSの新機能については、こちらの記事にまとめた。また、公式ページにまとめられている。
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