ジェイティービー(JTB)、パナソニック、ヤマトホールディングスは8月31日、訪日外国人客が空港から宿泊先に手荷物を送れるサービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」の実証実験を9月に羽田空港などで始めると発表した。入国前に申し込むため、日本語の送り状を書く手間が省け、手ぶらで国内を観光できるという。利用は無料。
JTBの海外支店などで宿泊先を決めた外国人客が対象。利用するには、まず出国前に配送サービスに申し込んで予約券を発行。入国後、羽田空港のカウンターで受付端末に予約券をかざすと、旅程データを読み取って宿泊先への送り状を自動で発行し、その場でヤマト運輸に集荷・配送を頼める仕組みだ。
羽田空港のほか、都内のホテル6カ所に受付端末を設置。端末を設置しているホテルでは、翌日の宿泊先や、帰国時に使う空港に荷物を送ることもできる。
実証実験の結果を踏まえ、2016年度内にサービスの商用化を目指すとしている。
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