米Facebookが広告主に提供してきた動画広告のパフォーマンス数値の一部が過去2年にわたって誤っていたと、米Wall Street Journalが9月22日(現地時間)に、広告主からの情報に基づいて報じた。
Wall Street Journalによると、Facebookが数週間前、広告主向けのWebページで、過去2年間報告してきた平均動画視聴時間の数値が実際よりも多かったことが発覚したので修正したと発表した。Wall Street Journalは、報告されていた数値は実際より60〜80%増しだったとしている。
Facebookは23日、この報道を受けてFacebook Businessのページで問題について説明し、謝罪した。
同社の広告担当副社長、デビッド・フィッシャー氏は「約1カ月前、動画メトリックスの1つである視聴された動画の平均再生時間の計算方法にエラーがあることが分かった。本来は総動画視聴時間を動画を再生した人の総数で割るべきところが、視聴回数で割っており、その結果、実際より多い数値になっていた」と説明する。問題発見後すぐに修正し、広告主に報告したという。
同氏は、このミスは他の報告にも、広告料金にも影響していないと強調しつつ、「われわれは、こうしたミスを犯したときにクライアントに誠実に対応しなければクライアントとの本当のパートナーシップを確立できないことを知っている」とし、「このような問題が起きてしまったことについて、クライアントに心から謝罪する」と語った。
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