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「残業月100時間で過労死するとは情けない」 コメント炎上で大学教授が謝罪

» 2016年10月11日 10時23分 公開
[ITmedia]

 過労死問題について、キュレーションサービス「NewsPicks」に長谷川秀夫・武蔵野大学教授が投稿した「月当たり残業時間が100時間を超えたぐらいで過労死するのは情けない」などとするコメントが批判を浴び、長谷川教授は10月8日、コメントを削除して謝罪した。

 炎上したのは、7日、毎日新聞が伝えた「過労死白書」のニュースに対してNewsPicksにつけたコメントで、長谷川教授のFacebookにも同時投稿されたもの。

 「月当たり残業時間が100時間を超えたぐらいで過労死するのは情けない。自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば残業時間など関係ない。さらにプロ意識があれば、人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。それでもだめなら転職を考えるべき」などとつづっていた。

画像 謝罪コメント

 このコメントは「精神論に過ぎる」「時代錯誤だ」などと批判を浴び、“炎上”状態に。長谷川教授は8日、投稿を削除し、「私のコメントで皆様に不快な思いをさせてしまい申しわけございませんでした」などと謝罪コメントを投稿した。

 長谷川教授は東芝やコーエー、ニトリなどで財務担当役員を歴任。NewsPicksはニュースにコメントを投稿する各分野の専門家を「プロピッカー」として契約しており、長谷川教授は経営学専門のプロピッカーの1人として活動している。

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