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日本交通、Squareによるカード決済導入 乗務員が自発的に使い始めたことがきっかけ

» 2016年11月14日 12時18分 公開
[ITmedia]

 タクシー・バス事業を近畿地方で展開する日本交通(大阪市)は11月9日から、スマートフォンを使ったクレジットカード決済システム「Square」の本格導入を始めた。まず日本交通のタクシー100台超で導入し、グループの全車両に広げる計画。

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 海外観光客や法人のカード利用が増えてきたことから、一部の乗務員が自発的にSquareでクレジットカードを取り扱いを始めており、本部で検討して本格導入を決めたという。

 まず日本交通のタクシー100台超で導入し、順次、傘下の関西空港リムジン、大タク、京都観光ハイヤーが導入する計画。将来はグループ全車両に導入する。

 同社はこれまで、カード決済の導入をたびたび検討してきたが、高額な決済端末を設置する費用対効果への疑問やICカード化など、カードを取り巻く環境変化を見極める必要があるとして見送ってきた。

 同社は「Squareなら初期費用が少額で済み、磁気カードはもちろんICカードにも対応している。操作方法が非常にシンプルで、乗務員の操作ミスなど現場でトラブルが発生しても事務所で対応できることも魅力」などとコメントしている。

 日本交通グループは、大阪を拠点に「日交タクシー」などタクシー・バス事業を展開しており、東京の日本交通とは別。

14日午後4時20分追記

日本交通の説明を加筆・修正しました。


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