米Intelは11月17日(現地時間)、サンフランシスコで開催の人工知能(AI)関連イベント「AI Day」を開催し、同社のAI戦略について発表した。
ブライアン・クルザニッチCEOは「IntelはAIにコミットしており、企業と社会のためのAIを推進する技術と開発リソースに投資していく」と語った。
まず、包括的なAIプラットフォームとしての「Intel Nervana platform」を発表した。同社が8月に買収したディープラーニング企業Nervanaの技術をベースにした、高速で使い勝手の良いAIに高度に最適化した土台としている。同プラットフォームには、「Xeon」や「Xeon Phi」も含まれる。
2017年前半には、Nervanaのディープラーニング向けアクセラレータチップ「Lake Crest」(コードネーム)を投入する。このチップは特にニューラルネットワークに最適化される。XeonにNervanaの技術を統合した「Knights Crest」(コードネーム)も開発する(投入時期は不明)。
次世代Xeon Phiプロセッサ「Knights Mill」(コードネーム)も2017年中に提供する計画。同プロセッサはディープラーニング向けで従来製品の4倍の性能を発揮するという。
同社はまた、次世代Xeon「Skylake」(コードネーム)は既に一部のクラウドサービスプロバイダー向けに出荷を開始していることも発表した。
AI Dayでは、IntelとGoogleのAI分野での提携も発表された(別記事)。
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