米Appleは12月12日、「iOS 10.2」のセキュリティ情報を公開し、多数の脆弱性に対処したことを明らかにした。併せて公開されたApple Watch向けの「watchOS 3.1.1」とApple TV向けの「tvOS 10.1」でも、それぞれiOS 10.2と共通する脆弱性を修正している。
Appleのセキュリティ情報によると、iOS 10.2では計12件の脆弱性が修正された。このうちアクセシビリティの問題では、発声されたパスワードを他人に聞き取られる恐れのある脆弱性や、ロック画面から写真や連絡先にアクセスできてしまう脆弱性が修正された。
他にもロックがかかった端末へのアクセスにかかわる複数の問題が修正されたほか、不正な証明書や不正なHIDデバイスを使って任意のコードを実行されるなどの深刻な脆弱性も修正されている。
iOS 10.2はiPhone 5以降、iPad第4世代以降、iPod touch第6世代以降に対応する。
一方、watchOS 3.1.1では2件、tvOS 10.1では1件の脆弱性がそれぞれ修正された。いずれも不正な証明書を使って任意のコードを実行される可能性が指摘されていた。
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