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DeNA、キュレーション問題調査で第三者委員会設置 弁護士ら4人

» 2016年12月15日 18時00分 公開
[ITmedia]

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月15日、医療情報キュレーションサイト「WELQ」に不適切な情報を掲載していた問題を発端として、設置を予告していた第三者委員会の概要を発表した。メンバーは委員長の名取勝也弁護士をはじめとする、4人の弁護士から構成され、調査期間は3カ月程度としている。

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 第三者委員会のメンバーは、委員長に元日本アイ・ビー・エム取締役の名取勝也弁護士、委員には元新日本製鐵 常務取締役の西川元啓弁護士、国立情報学研究所客員教授の岡村久道弁護士、元東京地方検察庁特捜部検事の沖田美恵子弁護士の4人で構成する。

 DeNAはこれらメンバーの選定に関して、日本弁護士連合会の「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に沿っており、同社との利害関係を有していないとしている。また、5日時点の発表では「社外取締役を含む構成」と発表していたが、「調査等の客観性及び独立性をより厳密に確保」を理由に、メンバーには含めないとしている。

 第三者委員会設置の目的は、「詳細な事実関係の調査および原因究明(直接的な原因のみならず、企業風土、コンプライアンスおよび組織運営体制の課題といった背景となる要因等を含む)ならびに必要な改善提案を行う」としており、調査終了後は、速やかに公表するという。

 「真に社会に受け入れられるインターネットサービスを提供することのできる企業を目指して、第三者委員会の報告をふまえ、役職員に対する必要な処分を含め、抜本的な改革を行います」(同社)

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