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» 2016年12月16日 10時44分 公開

「キュレーション」がダークサイドに堕ちる前のことを思い出し語りしてみる (3/4)

[松尾公也,ITmedia]

キュレーションに忍び寄るダークサイド

 2012年2月に、はてなブックマークのマイホットエントリーが一般公開。これはキュレーションではなく、実際にはアルゴリズムによるレコメンデーションだ。このころから、ただのレコメンデーションをキュレーションと呼ぶ風潮が始まっていた。はてなブックマーク自体は最も古い時期から続く、正統的なキュレーションサイトなのだが。

 自分がフォローしている人たちのツイートを新聞風にまとめるpaper.lyや、ビジュアルインタフェースがユニークなFlipboard、レイアウトが美しいAntenna、自分好みを勝手に選んでくれる精度の高いGunosy、これらはキュレーションを自称したりそう呼ばれてはいるが、よくできたレコメンデーションサービスだ。

 一方、キュレーションを他者リンクに紐づける手法として示唆的なのは、2012年4月17日にピックアップしたSEO Japanの記事「クリエーションとキュレーションの最適な割合」。「第三者のサイトに向かうリンクを持つ投稿は、自社サイトへリンクを張る投稿よりも、33%多くクリックされる」と述べ、オリジナルコンテンツを作成するよりも効果が高いことを示している。

 SEO的にキュレーションが有効だということがSEO界隈でも注目されることになり、のちのDeNA騒動に繋がったのかもしれない。

 そして、NAVERまとめのパクリ騒動はこの頃すでに起きている。

 2012年、既にキュレーションにはダークサイドが忍び寄りつつあったのだ。

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