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» 2016年12月16日 10時44分 公開

「キュレーション」がダークサイドに堕ちる前のことを思い出し語りしてみる (2/4)

[松尾公也,ITmedia]

キュレーションサービスはどのように始まったか

 2012年4月に自分で書いた、NAVERまとめ「キュレーションサービスの歴史」に多少追記してみる。

photo NAVERまとめでキュレーションサービスの歴史をまとめてみた

 2009年7月にオープン。Togetterより早かったんだ。これは意外だったな。

 まとめページ作成フォーマットは、リンクを追加していくブックマーク風のもの、画像を足していくもの、テキストをまとめるものなど6種類。ユーザー同士で雑談できるTwitter風の「フリートーク」というフォーマットもある。(ITmedia記事より)

 当然ながらこの時点では「キュレーション」とはうたっていなかった。そう呼び始めたのは2010年10月の、インセンティブを使ったリニューアル時だった。

 2009年9月にオープン。当初はTwitterをまとめる機能だけだったが、動画サイト、画像の貼り付け、見出し機能などを強化。

 NAVERまとめとTogetterは、「引用」を簡単にするためのツールを開発し、提供していたことが特徴だった。今もそうだ。

 2009年10月にオープン。いわゆるキュレーションサービスで初めて「キュレーター」という言葉を使った。ギャラリーフェイクの藤田のように、贋作を見抜く手腕を持った専門家に対する呼び方として。

 フロー型キュレーションサービスはOneTopi以降現れていない(と2012年の時点では書いている)。

 ロバート・スコーブルが2010年3月に書いた、リアルタイムキュレーターが必要な7つの理由。このあたりがキュレーション/キュレーター必要論の始まり。

 上記のロバート・スコーブルによるキュレーション論をまとめた2010年4月19日の記事。日本のブログでキュレーションを取り上げた最初期に当たる。

 2010年12月30日の時点でキュレーションメディアを取り上げ、まとめている。NAVERまとめ、Togetter、OneTopiをピックアップ。

 「ハードルを高めた結果、キュレーターは当社の記者や専門家が多数を占めている。独自のコメントもつけながらテーマに合ったサイトのリンクを紹介しているため、それだけ付加価値が高い」「外部キュレーターによるトピックにスポンサーがついた場合は、キュレーターとの収益シェアも考えている」という、ぼくのコメントも引用されている。最初期のキュレーションがどうだったのかを調べる上で必見の記事だ。

 佐々木俊尚さんのこの著書により「キュレーション」という言葉は一般化したと言っていいだろう。発売は意外と遅く、2011年2月。ここではキュレーターの「視座」を与えて新たな価値を生み出すものをキュレーションと呼んでいた。

 2011年11月、Yahoo!が元サーファーを有効活用したキュレーションサービス開始。

 「キュレーションの歴史」に自分でまとめているのはここまで。それ以降は、キュレーションを追っていたOneTopiのトピック「キュレーション」のツィートから主要な話題を取り上げていきたい。このトピックは、2012年2月まで続いている。

 Yahoo!くくるは2012年7月2日に終了したことが、その日のツイートからわかる。

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