食品の宅配事業を手掛ける大地を守る会とオイシックスは12月22日、来秋をめどに経営統合を実施すると発表した。統合後は両社の売り上げ合計が337億円(15年度実績)となり、有機野菜を扱う食品宅配事業で“らでぃっしゅぼーや”を抜いて業界最大手になる見込み。
商品調達から販売までのサプライチェーン共通化、マーケティングノウハウの共有、共同商品開発などを想定し、新規顧客層の拡大を狙う。統合後も顧客の年齢層が異なることを理由に「Oisix」「大地宅配」ブランドはそれぞれ継続するという。
大地を守る会は1975年創業。生産者と消費者が無農薬野菜を直接取引できる青空市を開始して以降、宅配事業やEコマース事業などを手掛けてきた。利用者数は約31万人。
オイシックスは2000年創業。高付加価値食品や時短献立キットなどを取り扱う食品宅配事業などを展開してきた。
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