「2次元の女の子と恋がしたい」――そう夢見るオタクは少なくないはず。だが、彼女と触れ合うには画面の外に出てもらう必要があるし、会話が一方通行では困る。2016年は、そんなオタクの悩みを解消するような朗報が相次いだ年だった。
IT・ネットの話題を日々追いかけるITmedia ニュース編集部が、2016年の「注目すべきニュース」をピックアップ。テーマごとに、たくさんの写真とともにザックリとふりかえる。
「VR(仮想現実)元年」と呼ばれる2016年は、「PlayStation VR」「Oculus Rift」「HTC Vive」など、家庭向けVR機器が出そろい、VR空間で女の子と触れ合えるコンテンツが次々に登場した。また、高精細なディスプレイにキャラクターを映し、音声対話技術や自然言語処理技術を駆使して、ユーザーの言葉に反応したり、返事をしてくれたりするコンテンツも話題になった。
「2次元のキャラと“現実世界”で会える日もそう遠くない」と感じさせる16年のニュースを振り返ってみよう。
15年にTwitter上で「実写にしか見えない」と話題になった3DCG女子高生「Saya」がバージョンアップ。「CEATEC JAPAN 2016」(10月、千葉・幕張メッセ)では、これまで静止画のみだったSayaが、振り返ってほほ笑むというショートムービーが披露された。
Sayaは、CG制作ユニット「TELYUKA」(石川晃之さん、友香さん夫妻)が15年に開発をスタート。当初は「静止画で成り立つこと」を目標にしていたが、16年には「顔を動かすこと」を達成。17年以降は「体全体を動かすこと」を目指しているという。
「実写にしか見えない」――全て3DCGで作られた女子高生「Saya」が大きな話題を呼んでいる。制作の裏側と今後について聞いた。
好きなキャラクターと一緒に暮らせるという装置「Gatebox」を、秋葉原発のIoT(Internet of Things)ベンチャー・ウィンクルが12月に発売した。円筒形の装置内部に身長約15センチの3Dキャラを投影。主人(ユーザー)をセンサーで認識し、コミュニケーションが楽しめる。
VOCALOIDキャラのコンサートイベントなど、2次元キャラをリアル世界に投影する技術はあるが、それらと比べて「いつでも隣にいてくれる、身近な距離感」(同社)を実現したという。
手のひらサイズの3Dキャラを投影し、一緒に暮らせる装置「Gatebox」が発売。朝起こしてくれたり、帰りを待っていてくれたりと、「いつでも隣にいる身近な距離感」を実現したという。“俺の嫁”と暮らす1日を体験してきた。
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