リコーは、360度の全天球ライブストリーミングが24時間連続で可能なカメラ「RICOH R Development Kit」の出荷を春に始めると発表した。米ラスベガスで開催中の「CES 2017」にプロトタイプを出展している。
全天球写真を撮影できる「THETA」シリーズと同様のスティック状デザイン(幅46×高さ118×奥行き16.6ミリ)。2K(1920×960ピクセル)/30fpsの全天球映像を撮影できる。
撮影した映像は、カメラ内でリアルタイムに全天球映像の標準フォーマット「Equirectangular Projection Format」に合成する。映像はHDMIかUSBでPCやテレビに出力でき、マイクロSDカードに記録することもできる。
ACアダプタを使用すれば24時間の連続で稼働させられ、PC経由で24時間ライブストリーミングすることも可能。映像コントロールツールのソースコードも公開する予定だ。
全天球動画のライブストリーミングは、エンターテイメント用途に加え、別の空間にあるものを、あたかも直接体感しているかのような臨場感で体験する「テレイグジスタンス技術」など幅広い分野で活用できると期待。新製品は、用途開発向けの開発キットとして出荷する。
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