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日本海側の大雪 きょうも続く

» 2017年01月16日 09時48分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
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 きょう(1月16日)は、北陸から北海道にかけて日本海側を中心に、引き続き大雪や吹雪に警戒が必要です。

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日本海側は大雪や吹雪に警戒や注意

 日本海側は大雪が続いています。きょう(16日)午前6時までの24時間に降った雪は、群馬県藤原で46センチ、北海道上川地方下川で42センチ。午前6時現在の積雪は、山形県肘折で239センチ、福島県桧枝岐で197センチ、新潟県津南で172センチ、群馬県藤原で167センチとなっており、桧枝岐や津南、藤原では今季1番の積雪となっています。

 広い範囲の大雪はなくなりましたが、北日本や東日本では、引き続き今夜にかけて山沿いを中心とした局地的な大雪に警戒が必要です。あす(17日)午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、北陸は80センチ、東北・関東甲信は60センチ、北海道は30センチです。大雪や吹雪、路面凍結による交通障害に警戒・注意し、なだれにも注意してください。

 一方、太平洋側は大体晴れますが、所々でにわか雪があるでしょう。午前6時現在の積雪は仙台と名古屋で1センチ、広島で4センチとなっています。北海道や東北の太平洋側はふぶく所もありますし、朝晩など気温の低い時間帯や日陰では路面が凍結し、ガチガチに凍っている所もあります。東海や近畿、瀬戸内地方など雪に慣れていない所では、スリップ事故や転倒事故が発生しやすいので、足元には十分にご注意ください。

海上は大しけの所も

 北海道から九州にかけての海上は、あす(17日)にかけて日本海側を中心にしけとなり、北陸では今夜からあすの明け方にかけて、うねりを伴った大しけとなる見込みです。あすにかけて予想される波の高さは、北陸6メートル、北海道、東北、近畿、中国、伊豆諸島は4メートルです。うねりを伴った高波に警戒や注意をしてください。

関東から九州 平年を下回る厳しい寒さが続く

 けさは、関東以西で今季1番の冷え込みとなった所が多くなっています。午前7時現在の最低気温は東京は-2.0度、名古屋と広島は-0.6度で、各地ともに3日連続の冬日となりました。福岡や鹿児島は0度0分、高知は-1度2分まで下がり、高知は初の冬日となりました。

 きょうも日本列島は、日中にかけても冷たい空気に覆われるでしょう。最高気温は札幌2度、青森3度、仙台と金沢5度、東京8度、名古屋と広島6度、大阪7度、高知や福岡9度、鹿児島11度、那覇18度の予想です。全国的にきのう(15日)より高くなる所が多いですが、関東から九州は、平年を下回る厳しい寒さが続きそうです。防寒対策を万全にお過ごしください。

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