米Dellが1月2日(現地時間)に発表した「XPS 13 2-in-1」は、ディスプレイが360度回転する2-in-1機構を備えながら、ベースモデルに位置付けられるノートPC型「XPS 13」から薄型軽量化を果たした。米Dellのプロダクトセールスを担当するキャミ・コーリンズさんによれば、今後もXPS 13とXPS 13 2-in-1の両モデルを展開していくという。
XPS 13 2-in-1は、2-in-1の機構を取り入れながらXPS 13よりも薄型軽量化を果たしている。いずれは前者に一本化されるのだろうか。コーリングさんは「今後も両モデルをラインアップに置く」という。
「人によっては“2-in-1”を必要としない、欲しがらない人がまだ存在する。それにベーシックなXPS 13自体は、さまざまな賞を受賞をしている人気製品なので、やめることは絶対にない」(コーリングさん)
XPS 13 2-in-1は、XPS 13と同じディスプレイのベゼルが極めて狭い「InfinityEdgeディスプレイ」を採用することで、画面サイズが13.3インチでありながら、InfinityEdgeディスプレイによって11インチ並の本体サイズを実現した。
2-in-1機構を採用する上で、コーリンズさんは「薄さを保ちつつ、マシンパワーを下げないことが難しかった」と話す。
通常のノートPCは、360度回転するヒンジを搭載すると本体が重くなったり、厚みが増したりする。ところが、XPS 13 2-in-1は本体サイズがXPS 13からわずかに小さく薄くなり、50グラム軽量化している。
プロセッサには、コードネーム「Kaby Lake」で知られる最新のノートPC向け第7世代Coreを採用。バッテリー駆動時間は最大15時間となる。
無線のアンテナにも変更点がある。金属筐体のXPS 13シリーズでは、電波が通過するアンテナとして黒いプラスチックのヒンジ部分を利用していた。XPS 13 2-in-1はヒンジの設計が異なるため、天板にアンテナの役割をする白いラインを配置。プラスチック素材を型に押し込んで成型する「インジェクションボードプラスチック」を採用しているという。
(取材協力:デル)
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