仏Renaultと同社子会社の日産自動車(ルノー・日産アライアンス)は2月28日、公共交通機関を管理する仏企業Transdevと、無人運転車を活用した公共交通などを共同開発することに合意したと発表した。
ユーザーが無人運転車の乗車予約をしたり、オペレーターが自動運転車両を監視したりできるシステムの開発を進める。まずRenault製の電気自動車「ZOE」を使い、仏パリ・サクレー地区で実証実験を行うほか、Transdevが手掛ける運行管理、経路選択システムなどを検証するという。
Transdevは、公共交通機関のコンサルティング企業として、欧州各国で約4万3000台の車両と路面電車22路線を管理している企業。ルノー・日産アライアンスの自動運転技術の知見と、Transdevの運行管理システムを組み合わせ、「既存の公共交通システムをより良いものにする無人モビリティシステムを開発する」(ルノー・日産アライアンス)としている。
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