ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Uber、アリゾナ州で自動運転中の事故発生で公道テスト停止

» 2017年03月27日 07時43分 公開
[ITmedia]

 米Uberは、米アリゾナ州でテスト走行中の自動運転車が3月25日(現地時間)、自動運転モード中に衝突事故に巻き込まれたことを受け、アリゾナ州ペンシルベニア州ピッツバーグで実施中の自動運転車のテストを中止することを明らかにした。米Bloomberg米Engadgetが報じた。

 投稿ニュースサービスFresco Newsの動画を見ると、横転した自動運転車(VolvoのSUV、XC90ベースのモデル)と助手席側が損傷したFordの車、その後ろのもう1台の車がこの事故に巻き込まれたようだ。

 地元警察はメディアに対し、Ford車が左折しようとしたUberのVolvo車に道を譲らなかったために起きた事故だと説明した。事故の責任はFord車側にあることになる。Uberはメディアに対し、この事故は自動運転中に発生したことと、負傷者はいないことを伝えた。Uberが公道でテスト中の自動運転車は、ドライバーがいつでも手動運転に切り替えられるようになっている。

 uber Volvo XC90ベースの自動運転車

 同社は、この事故の原因調査が完了するまで、両州での自動運転テストを停止すると語った。

 アリゾナ州は、カリフォルニア州から締め出されたUberを受け入れ、テストは昨年12月にスタートしたばかりだった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.