この連載もはや4日目。岡田有花さんからまた松尾に戻ります。というか、ITmedia NEWS編集部で好きな人が好きなときに書くスタイルなのです。
4月17日(昨日)は「pixivが運営するPawoo、Mastodonサーバでユーザー数世界一に」という記事を書いたが、これに限らず、いろんなところで出ているMastodon関連記事やブログをMastodonにトゥートする作業がめんどくさいのだ。
もっと簡単に、トゥート、トゥートしまくるにはどうしたらいいか。
ブラウザがChromeであれば、簡単である。Chrome拡張「Tooter」を使うのだ。
Chrome機能拡張から「Mastodon」で検索して出てくる2つの機能拡張の1つ、「Tooter」は、ネーミングのとおり、トゥートするためのもの。
ITmediaを含め、ほとんどのニュースサイト、さらにブログなどにはTwitterやFacebookのための共有ボタンがついているけど、Mastodonにはそんなものはない。だから、この連載記事はいいな、トゥートしてみるかと思ってくださっていても、実行に移すには、タイトルをコピペし、さらにURLをコピペしないといけない。
Tooterはそんな手間を省いてくれるChrome機能拡張だ。インストールはこちらから。インストールには、常用しているMastodonインスタンスとの連携が必要で、そこが気になる人は別の方法を探ったほうがいいだろう。
動作はちょっと変わっていて、Twitterの標準投稿ボタンを上書きする。例えばこの記事ページにあるTwitterボタンを押してもTwitterに投稿することしかできないが(当然だ!)、Tooterならば、Twitterへのツイートも、Mastodonへのトゥートも、その両方を同時に行うことだってできるのだ。
例えばミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」YouTube動画をMastodonで共有したいときは、
Twitter共有を選んで実行すると、次のようなダイアログが出る。
これでToot、Tootしまシェリー。
iPhoneには優れたMastodonクライアントアプリ「Amaroq」があって、当初から使っている人は多い。ローカルタイムラインと連合(Federated)タイムラインを簡単に切り替え表示できるのも便利だ。
しかし、欠点もある。マルチアカウントでないことは、いまどきの丼民たちにとってはつらい。mstdn.jpとpawoo.netの両方にアカウントを持ち、さらに海外インスタンスや草の根インスタンスに入っている人もいる。これらの切り替えはアプリ内ではできないのだ。
現状での対応をぼくがどうやっているかというと、Safariで個別のインスタンスにアクセスし、そのローカルタイムラインなどの画面に行き、iOSの共有から「ホーム画面に追加」を実行。これで、画面に用途別アイコンができる。
メインのmstdn.jpはAmaroqで追って、ときどき箸休め的にホームに設置したPawooアイコンから好きな絵師を追っていくといったこともできる。
マルチアカウント対応のクライアントが登場するまでは、この方式で行こうと思う。
また、他のiPhoneアプリからのURL共有を直接送ることができないのも問題だ。当面はURLだけをコピーしてペーストするか、いったんTwitterに送って、タイトルとURLを含んだ文面をコピーしてAmaroqにペーストするか。
ところで、日曜日にポッドキャストbackspace.fmでMastodonについて話した(2時間5分あたりから)。キャスターの中で興味を持っているのはぼくだけかなと想像していたのだが、配信終了後に、ドリキンがいきなりやる気を見せて、数時間後に独自ドメインでインスタンスを立て、いまクローズドな運用をしている(まだテスト段階なので20人くらい)。さすがソフトウェアエンジニアだ。
近々、そのあたりについてもご報告できれば。
トゥート、トゥート!
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