現行紙幣の出品を禁止したメルカリに今度は、チャージ済みSuicaが額面以上の価格で出品されていると、ネットユーザーの間で話題になっている。メルカリは4月25日、「マネーロンダリングにつながる可能性がある」とし、チャージ済みSuicaの出品について、監視や削除対応を強化していると明らかにした。
メルカリでは24日ごろから、1万5000円分をチャージしたSuicaを1万8500円で販売するなど、Suicaをチャージ金額+2割程度の価格で販売する出品が相次いだ。購入者の希望に応じた金額をチャージするとうたう出品もある。
これに先立ち、メルカリでは今年2月以降、1万円札4枚を4万7300円で売る――など、現行の紙幣を額面以上で販売する出品が横行。購入額をクレジットカードや携帯電話のキャリア決済で支払うことで、カード枠やキャリア決済枠の現金化を図るユーザーが購入していたとみられる。同社は対策として4月22日、「利用規約で禁止しているマネーロンダリングにつながる可能性がある」として現行紙幣の出品を禁止していた。
チャージ済みSuicaの出品は、現行紙幣の出品が禁止されて以降、急増していたようだ。同社はITmedia NEWSの取材に対して25日、「チャージ済みSuicaやパチンコの景品など、マネーロンダリングにつながる恐れのあるものは現行の貨幣と同様出品を禁止している」とコメント。「監視を強化し、順次削除している」と明らかにした。
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