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NTT、触覚を用いた未来の電話を展示 動物の動きがリアルに連動ニコニコ超会議2017

» 2017年05月01日 15時44分 公開
[太田智美ITmedia]

 日本電信電話(以下、NTT)は「ニコニコ超会議2017」(4月29〜30日、千葉・幕張メッセ)で、触覚を用いた未来の電話「超未来式体感型公衆電話」「超未来式体感型スマホ」を展示した。


NTT「ニコニコ超会議2017」 超未来式体感型公衆電話

 「超未来式体感型公衆電話」は、お腹と背中に振動スピーカーを装着し電話ボックスの中に入ると、振動を通じて電話相手とコミュニケーションできるというもの。電話のボタン(数字部分)を押すと、「ズキューン」「ゴゴゴゴゴ」「グサッ」など9種類のオノマトペが相手に触感として伝わる。


NTT「ニコニコ超会議2017」 お腹と背中に振動スピーカーを装着

NTT「ニコニコ超会議2017」 電話の相手が押したオノマトペが振動として伝わる

 「超未来式体感型スマホ」は、NTTが開発した3D映像を視聴できる箱型デバイスにスマートフォンをはめ込んだもの。3D映像と振動が組み合わさり、ハムスターが滑車を回すコンテンツでは箱の中(手の中)で実際にハムスターが動いているような感覚が得られる。


NTT「ニコニコ超会議2017」 超未来式体感型スマホ

NTT「ニコニコ超会議2017」 箱の中ではハムスターが滑車を回す映像が。振動がリアルに伝わり中に本当にハムスターがいるみたい

 リアルに感じる仕組みは、振動を発生する素子を複数用い、生きものの性質に合わせて振動パターンを制御しているため。超歌舞伎をはじめ、今年の超会議ではNTTのブースが際立っていた。

太田智美

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