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LINEは「癒されたい甘えん坊」、Twitterは「他人と距離ある甘えん坊」――ユーザーの価値観を分析

» 2017年05月10日 19時53分 公開
[ITmedia]

 LINEは「癒されたい甘えん坊さん」、Twitterは「他人と距離を置く甘えん坊さん」、Instagramは「感性派」、Facebookは「視野を広げたい人」が使っている――ネット調査に基づくそんな分析結果を、ブランドコンサルティング会社のリスキーブランドが5月10日に発表した。

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 調査は2月、15〜64歳の日本人男女4000人にWebアンケートで実施。SNSを日常的に利用しているアクティブユーザーの価値観を44項目で測定し、SNSごとの傾向の違いを調べた。

 分析の結果、LINEユーザーの価値観特性の上位には「甘えたい」「癒されたい」「ロマンチック」などが並び、「癒されたい甘えん坊さん」という傾向が浮き彫りになったという。

 Twitterユーザーは「甘えたい」「他人は他人」「IT関与」が上位に。「甘えたい」はLINEと同じだが、さらに「刹那主義」「流行先取り」なども読み取れるといい、「他人と距離を置く甘えん坊さん」と分析している。

 Instagramユーザーは「デザイン至上主義」「容貌への関心」「流行先取り」が上位に並んだため、「おしゃれな『感性派』」と同社は指摘。Facebookユーザーの上位には「視野を広げる」「体験したい」「社交性」が挙がり、「社交的で『視野を広げたい体験派』」と結論付けている。

Facebookは頭打ち、“若者離れ”傾向に

 アクティブユーザーの割合を見ると、LINEが48%で最も多く、以下Twitter(25%)、Facebook(18%)、Instagram(13%)、mixi(4%)と続いた。

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 トップのLINEは、13年〜17年の4年間で2倍以上のアクティブユーザーを獲得している。Instagramも伸び率が高く、15年調査時と比べて2.1倍増だった。いずれもユーザーの女性比率が高く、リスキーブランドは「女性のアクティブユーザー率とブランドの成長とは関係がありそうだ」と分析している。

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 Twitterは、15〜16年にかけて伸び悩んだが、17年は再び上昇基調に。動画配信サービスの強化が影響している可能性があるという。

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 一方、Facebookは頭打ちの傾向。15年の20%をピークに、16年は19%、2017年は18%と微減している。年代別に見たアクティブユーザーの割合は、50〜64歳は安定しているが、15〜29歳は低下傾向。10代(15〜19歳)に限ると、13年は30%だったのが17年には18%に減少し、「若い人のFacebook離れ傾向が見られる」としている。

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