メッセンジャーサービス「LINE」公式のお知らせを装ったメールやLINEトークが出回っていると、運営元のLINEが5月29日に注意を呼び掛けた。サービス登録画面に似せたサイトに誘導し、IDやパスワードなどを盗み取ろうとするという。
不審なメールやトークは「最近LINEアカウント乗っ取りが頻繁に発生しております」「お客さまのLINEアカウントに異常ログインされたことがありました」などと、ユーザーの不安を煽る内容。文末のURLをクリックすると、LINEのIDとパスワード、電話番号などを入力する画面に遷移し、本人確認をするよう求めるという。
同社は「ログインを必要とするセキュリティに関する注意喚起などをメールで連絡することは一切ない」と注意喚起。こうしたメールやトークが届いても無視するよう呼び掛けている。
LINEでは2014年6月ごろから、アカウント乗っ取りによる詐欺被害が頻発。同年10月に騒ぎは収束したが、その後もたびたび乗っ取り被害が報告されている。同社は今後、生体認証などパスワードを使わない認証方式を導入し、同様のトラブルを防ぐ方針を発表している。
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