パナソニック、アニメイトラボ、ビットエーなどは6月6日、女の子のキャラクターが、家電製品などの情報を教えてくれるチャットbotサービス「動いて喋るアニメFAQ-bot:結」を公開した。パナソニックのWebサイトか、スマートフォンアプリ「CLUB Panasonic」から無料で利用できる。公開期間は6月30日まで。
人工知能(AI)キャラクターの「結」(ゆい)とチャットを楽しんだり、家電製品(テレビ、Blu-ray Discレコーダー、ファクス)について質問したりできるサービス。
例えば「おっはー」(ユーザー)→「朝は1日の始まりです。張り切っていきましょう!」(結)、「かわいいなぁ」(ユーザー)→「えと、こちらの商品のことでしょうか」(結)というように、身振り手振りを交えながら回答。「テレビが故障した」などと話しかけると、対処方法を案内してくれる。結の声は、声優の佐倉綾音さんが演じた。
パナソニックが企画し、ビットエーがシステム全体を設計。ユーザーが入力した言葉の解析には、AIベンチャーのBEDOREが開発した対話エンジン「BEDORE」を採用した。
キャラクターは、アニメイトラボがプロデュース。イラストレーターのNob-Cさんがデザインし、NAZ Animation STUDIOがアニメーションを手掛けた。
今回の取り組みは、人間のオペレーターの負担を軽減するだけでなく、キャラクターとの対話によって、ユーザーも楽しめる体験を提供する狙いがあるという。単なるチャットbotではなく、アクションと声が付いたキャラが案内することで、「つたないながらも『接客』できるのではないか」(ビットエー)としている。
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