ソフトバンクグループは6月9日、米Google親会社・Alphabet傘下のロボティクス企業のBoston DynamicsとSchaftをそれぞれ、子会社を通じて買収すると発表した。買収額などは公表していない。
Boston Dynamicsは、犬型ロボット「BigDog」や「Spot」、ヒューマノイドロボ「Atlas」、車輪付き2本足ロボット「Handle」など、先進的なロボットを開発する企業。2013年にGoogleに買収された。
Schaftは2012年、東京大学の情報システム工学研究室で設立されたロボットベンチャーで、13年にGoogleに買収されている。
ソフトバンクグループの孫正義社長は「人間の能力では解決できない数多くの課題が存在する。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役であり、Boston Dynamics創業者のMarc(マーク・レイバートCEO)とそのチームは、最先端のダイナミックなロボット分野における明確なテクノロジーリーダー。私は彼らをソフトバンクファミリーに迎え入れることができ感激している」などとコメントした。
Alphabetは昨年から、Boston Dynamicsの売却を検討していると伝えられていた。
ソフトバンクは2012年、フランスのロボットメーカーALDEBARAN Roboticsを買収。その技術をベースに開発した人型ロボット「Pepper」を、2014年から展開している。
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