伊藤忠商事は6月14日、毎週金曜日にカジュアルな装いを社員に推奨する「脱スーツ・デー」を6月に始めると発表した。「社員のさらなる能力発揮を促す、働き方改革の新たな一手と位置付けている」(同社)という。
社内の服装マナーを改定し、デニムなどカジュアルな装いを認める。社員向け研修で、TPO全般に関わるマナー講義も実施する。
伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)のスタイリストが1人ずつ付いて、社員にコーディネートを助言するプログラムも用意。まずは男女10人の社員を募って実施する。その後も秋物、冬物、春物とシーズンに合わせ、同様のプログラムを行う予定。
伊藤忠商事は1995年に、金曜日にカジュアルな服装での仕事を勧める「カジュアルフライデー」をスタート。だが、ノーネクタイを意味するだけだった上に、2000年代には「クールビズ」が広まり、「カジュアルフライデーという言葉自体がめったに使われなくなった」(同社)という。今回の取り組みで「あらためて伊藤忠商事らしい新たな金曜日の装いを推奨する」としている。
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