トヨタ自動車は6月26日、今秋発売予定の新型セダン「LEXUS LS」に搭載する安全運転機能の詳細を発表した。自動ブレーキで歩行者との衝突を回避できない場合、ハンドルを自動操作して回避するなど、「より安全で安心なドライビングをサポートする先進技術を採用した」(同社)という。
さまざまな安全運転機能をパッケージ化した「Lexus Safety System +」を強化し、「Lexus Safety System + A」として搭載。自動ブレーキだけで歩行者や障害物との衝突を回避できないとシステムが判断すると、ドライバーのハンドル操作を自動制御(アクティブ操舵回避支援)し、被害を軽減するという。
先行車と車間距離を保つ「レーダークルーズコントロール」に加え、白線や先行車の走行軌跡を認識する機能「レーントレーシングアシスト」も搭載。渋滞など車間が詰まった状態での低速走行時や、車線を認識できない場合でも安全運転をサポートするという。
車線変更をサポートする機能「レーンチェンジアシスト」も備える。ドライバーが方向指示レバーを操作すると、周辺の道路環境をチェックし、タイミングを見計らってハンドル操作や速度を自動調整するという。
ドライバーが操作していない状態が続いている場合に警告音を出したり、減速・停車したりする機能「ドライバー異常時停車支援システム」や、フロントに上段8個、下段16個のLEDライトを備え、照射・遮光エリアを細かく制御して夜間の視認性を向上させる「上下2段式アダプティブハイビームシステム」なども搭載する。
LSは1989年に初代モデルが発売されたフラッグシップセダン。5代目の新型は、11年ぶりにフルモデルチェンジし「世界トップの安全性を目指した」(同社)としている。
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