フィッシング対策協議会は7月7日、メッセンジャーアプリ「LINE」をかたるフィッシングメールが出回っていると注意を呼び掛けた。
件名は「2段階パスワードの設置」。本文では「あなたのアカウントが盗まれないよう、システムは2段階パスワードに更新いたしました。なるべく早く設定をお願いします」などと、フィッシングサイトへ誘導し、メールアドレスやパスワードなどの入力を促す。
不審なサイトのURLは「http://www.●●●●ze.cn/」。同日午前10時半現在、フィッシングサイトは稼働中で、サイト閉鎖のためにJPCERT コーディネーションセンターに調査を依頼しているという。
類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあり、発見した場合にはフィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)まで連絡するよう呼び掛けている。
LINEは、「@accept.line.me」「@naver.jp」「@line.me」「@noti.naver.jp」「@linecorp.com」のドメイン以外は、同社が送信したメールではないと注意喚起している。
LINEでは2014年6月ごろから、アカウント乗っ取りによる詐欺被害が頻発。同年10月に騒ぎは収束したが、その後もたびたび乗っ取り被害が報告されている。同社は今後、生体認証などパスワードを使わない認証方式を導入し、同様のトラブルを防ぐ方針を発表している。
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