来日したTwitter幹部に、素朴な疑問をぶつけるインタビュー連載。4日間にわたり、4本の記事を掲載します。
日本ではTwitter有料化のうわさがよく出回り、そのたびにTwitter側が否定する騒ぎになっている。米Twitterの赤字決算が発表されると、無料サービスを維持できるか不安になったユーザーが、有料化のうわさを拡散することもある。
Twitterが有料化する可能性は本当にないのか? 来日したプロダクト担当副社長キース・コールマン氏に尋ねた。
――日本ではTwitter有料化のうわさがよく出回る。その可能性はあるのか。
有料化の予定はまったくない。Twitterは無料であり、今後もずっと無料だ。今提供している以上のものを有料で出すことについては、検討する価値はあるかもしれないが。
――「Twitterの財務状態が厳しいなら、お金を払ってもいい」というユーザーも日本にはいる。
それはありがたい。そう思ってもらえる製品を提供できるよう努力したいが、実際に支払う必要はないよ!
――公式のTwitterクライアント「TweetDeck」は有料版のうわさがあった。
TweetDeckは無料だ。機能を追加し、有料にするアイデアも検討しているが、あくまでアイデアであり、今後どうするかは決まっていない。
――TweetDeckのモバイル版を求める声もある。
モバイル版へのニーズは知っており、検討はしているが、現時点で発表できることはない。
――日本には「ギガが減る」という言葉がある。日本の若者はスマートフォンの月間通信容量が限られており、Twitterのデータ消費も気にしている。対策はあるか。
データ消費量の問題は長い時間を費やしているテーマだ。解決策の1つは、スマートフォンのWebブラウザから使える軽量版の「Twitter Lite」だ。途上国のユーザーなど、通信が遅かったり通信料が高額な人々向けに作っている。
Twitter Lite開発を通じ、通信の軽量化の知見を蓄積した。この知見を、Twitterのスマートフォンアプリにも適用していきたいと、エンジニアチームと努力している。
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