東北電力と弘前大学(青森県)は7月28日、人工知能(AI)技術を使い、津軽弁の音声を標準語のテキストに変換し、要約する研究を8月に始めると発表した。東北電力が持つ音声データ、弘前大学の言語分野に関する知見を組み合わせ、認識精度を検証。医療現場などで事業化を検討するという。
音声認識・言語処理技術を使い、東北電力コールセンターの通話音声データをテキスト化・自動要約し、実用的な文章として理解できるかを検証する。また、弘前大学が作成する方言データベースを使い、津軽弁の音声認識、標準語への変換も行い、技術精度を評価するとしている。研究期間は2017年8月1日〜18年1月31日。
研究結果を踏まえ、医療現場や行政サービスでの事業化を検討。例えば、医療現場向けに、方言を話す患者との対話記録を自動作成するサービスの提供を目指す。
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