「CMOSイメージセンサーの売り上げは、8割がスマートフォン向け。スマホに搭載されるセンサー数、ニーズは高まっている」――ソニーの吉田憲一郎副社長は8月1日、決算説明会でそう話した。スマホ以外の分野でも「着実に広まる」と期待を寄せる。
同日に発表した2017年度第1四半期(4〜6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比15.2%増の1兆8581億円、営業利益が180.5%増の1576億円と増収増益。この大幅増益には、イメージセンサーを取り扱う半導体分野が貢献したという。
「大きな流れとして、スマホの流通量自体が伸びることはないが、スマホが社会インフラ化し、欠かせない存在になっている」と吉田副社長は指摘。そうした中、スマホがデュアルカメラやセンシング機能を搭載するなどして「(CMOSイメージセンサーの)ニーズが高まっている」という。
「監視カメラ、ドローンなどでの需要も伸びている。工場の生産自動化(ファクトリーオートメーション)のほか、2019年以降にはなると思うが、クルマのセンシング機能などの分野でも着実に広まっていくと考えている」
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