仮想通貨交換業者の業界団体・日本仮想通貨事業者協会(JCBA)は8月2日、加盟する取引所13社が1日から停止していたビットコインの受け入れ・払い出しを再開すると発表した。ビットコインの取引を記録するブロックチェーンが1日夜に分岐し、不具合が生じる可能性があったが、支障なく安定稼働していると判断したため。
協会によれば、1日午後10時16分に、ビットコインの取引を記録するブロックチェーンが仕様変更のため分岐(フォーク)した。1本のブロックチェーンが複数にフォークすると、各チェーンに異なる取引を記録できる状態になる。協会は、分岐したチェーンが消滅すると取引が無効になるリスクもあるとし、ビットコインの取引を一時停止していた。
分岐後、ブロックチェーンの安定稼働を確認できたため、停止措置の解除を決めたという。すでにコインチェック、ビットバンクなどの取引所が、ビットコインの受け入れ・払い出しを再開している。
一方、ビットコインの“分裂”で形成されたブロックチェーンでは「ビットコインキャッシュ」という新しい仮想通貨が取り扱われている。協会によれば、ビットコインキャッシュについても、各取引所が受け入れ・払い出しを順次始めるという。
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