「多くの人が配達者にねぎらいの声をかけるようになった」――ジャストシステムがこのほど実施したEコマースに関する調査でこんな結果が出た。再配達問題が話題となり、利用者の意識や行動に変化があったという。
調査は7月31日〜8月4日、15〜69歳の男女1100人を対象にネット上で実施。582人が「Eコマースを利用したことがある」と回答した。
Eコマースを利用したことがあると答えた人が利用する配送方法は、宅配便(74.9%)、コンビニ(27.5%)、自宅の宅配ロッカー(18.2%)の順に多い。
世間で“再配達問題”が話題になったことを受け、配達者への対応にも変化が出てきたという。配達者に「お疲れさまです」など、声がけするようになったと答えた人は54.6%(非常に当てはまる、当てはまると答えた人の合計)、「到着日時を指定しその時間帯は在宅するようになった」と答えた人は59.2%(同)にも上った。次に「即日配送など短納期の配送を控えるようになった」(31.8%、同)、「まとめ買いをするようになった」(27.8%、同)が続く。
一方で、配達への不満の声もある。EC商品の配送に「全く不満はない」と答えたのはわずかに22.0%。不満の内容は「日時指定をしたのに、指定した通りに届かなかった」(30.2%)、「時間指定の幅が広い」(24.1%)、「自宅にいたのに配達されず、再配達の伝票が入っていた」(21.3%)の順で多かった。
ジャストシステムの調査担当者は今回の結果について「今後も解決しなければならない課題がまだ多いようだ」と話す。
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