米Microsoftは8月10日(現地時間)、サーバ級のハイエンドPC向けWindows、「Windows 10 Pro for Workstations」を今秋のアップデート「Fall Creators Update」でリリースすると発表した。
6月のうわさの段階では「Windows 10 Pro for Workstation PCs」という名称だったが、「PCs」はなくなった。
このエディションは、「ミッションクリティカルな仕事でワークステーションを使っている高度なユーザーのニーズに応える」よう設計したという。
最高4つのIntel XeonあるいはAMDのOpteronのCPU、6TBまでのメモリ搭載のPCをサポートする(現在はCPUは2、メモリは2TBまで)。
NTFSの後継をうたう高信頼性ファイルシステムの「ReFS(Resilient File System)」がデフォルトで有効。DRAMと不揮発性メモリを混在させる「NVDIMM-N」をサポートするので、読み込み/書き込み速度が高速で、シャットダウンしてもファイルがメモリに残る。
RDMAによる共有メモリ通信アダプタをサポートする「SMB Direct」と呼ぶ機能を搭載し、少ないCPUパワー、低いレーテンシで通信アダプタを使え、ファイル転送を高速化できる。
Fall Creators Updateの具体的な日程はまだ発表されていないが、9月になる見込みだ。
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