米Boseは9月21日(現地時間)、アラウンドイヤー型の無線ノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 35」シリーズの最新モデル「QuietComfort 35(QC35) II」を米国他5カ国で発売した。米国での販売価格は昨年6月発売の「QC35」と同じ349.95ドル(約4万円)。
ヘッドフォンとしては初めて米Googleの音声AIアシスタント「Googleアシスタント」を搭載する。BluetoothあるいはNFCで接続したAndroid端末あるいはiOS端末にインストールしたGoogleアシスタントを、ヘッドフォンの左のイヤーカップの「アクションボタン」を押すことで呼び出し、マイクを通して音声で命令できる。
スマートフォンの画面を見なくても、音楽再生や着信メッセージの音声読み上げ、通話などが可能だ。
先代のQC35と同様に米AppleのSiriにも対応する。従来通り、右のイヤーカップにある「マルチファンクションボタン」でSiriを起動できる。
Googleアシスタントをサポートした他はQC35と同じ。高性能なノイズキャンセル品質、20時間のバッテリー持続時間、「Alcantara」素材のヘッドバンドと合成プロテインレザーのイヤークッションによる快適な装着感がウリだ。
発表段階ではまだ日本では発売されていないが、QC35は日本でも販売されており、こちらの価格は税込み3万9960円だ。
Googleが4月に「Google Assistant SDK」を公開したことで、Googleアシスタント搭載の家電やスピーカーが登場し始めている。米Amazon.comも自社のAIアシスタント「Alexa」のSDKを提供しており、こちらもサードパーティー製の家電やスピーカー、スマートテレビに搭載されている。
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