岩波書店は、国語辞典『広辞苑』の10年ぶりの改訂新版「第7版」を2018年1月12日に発売する。「ツイート」や「ビットコイン」「クラウド」など、IT関連語を含む約1万項目を追加したほか、「炎上」に「ネット炎上」の意味を追加するなど、既存の語も見直した。第6版より140ページ増えたが、薄い紙を開発し、従来と同じ厚さに抑えた。
広辞苑は1955年に初版を発行。2008年発売の第6版以来、10年ぶりに改訂新版を出す。第7版では、第6版に収録した項目も専門家が全面的に校閲したほか、日本語として定着した語・定着すると考えられる言葉を新たに1万項目追加した。
ITや科学関連の語は、「アプリ」「クラウド」「スマホ」「ブロガー」「メアド」「ビットコイン」「自撮り」「白物家電」「はやぶさ」「ニホニウム」「ネオジム磁石」「ディープラーニング」「iPS細胞」「(スティーヴ・)ジョブズ」「南部陽一郎」などが新たに加わった。
「炎上」の項目には、「火が燃え上がること」に加え、「インターネット上で、記事などに対して非難や中傷が多数届くこと」という意味を追加。「リセット」には、「機械・装置などのを再び始動の状態に戻すこと」に加え、「新たに始めるために、もとの状態に戻すこと」という意味を加えるなど、既存の項目の意味も見直している。
価格は普通版が9000円(税別、発売から6月30日までは特別価格8500円)、2分冊の机上版が1万3000円(同1万4000円)。
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