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ZOZOTOWN独自ブランド年内開始 「科学の力で究極のフィット感」実現へ

» 2017年10月31日 10時29分 公開
[ITmedia]

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」が、年内にプライベートブランドを立ち上げ、衣料品を販売する。販売するアイテムは「超ベーシック」。「科学やテクノロジーの力」で、「究極のフィット感」を実現するという。スタートトゥデイの前澤友作社長が10月30日の決算記者会見で明らかにした。

 「サイズが合ってフィットしている服がかっこよく見える。科学やテクノロジーの力で、IoT(Internet of Things)も使って実現していく」(前澤社長)

画像 ZOZOTOWNトップページより

 「究極のフィット感」を実現するための「機械設備」に約9億円を投資したという。機械の詳細は明かしていないが「ファッションブランドがこれまで使ったことがない機械」で、「ファッションブランドが買いに来たことはないと(メーカーも)言っていた」という。「究極のフィット感実現のための研究開発」にも5億円投じたという。

 品質と価格のバランスは「グローバル最高水準」を追求し、商品はZOZOTOWNのみで販売する。ZOZOTOWN出店中の他のブランドとは、デザイン・価格面で競合しないよう配慮する。「他ブランドのコピーしてそれを売るような卑劣なマネはしない。いままでのファッション業界にない商品や考え方、フィット感を提供することで、ファッション業界に革命を起こしたい」

 日本国内にとどまらず、海外にも進出。既に米国とドイツに法人を設立し、ブランディングやマーケティングを始めているという。米国・ドイツでは来春から展開する計画だ。

 プライベートブランドは「ZOZOTOWNに続く第二の収益の柱を目指す」としており、「数年内にZOZOTOWNの事業規模を超える」ペースで成長させたい考えだ。

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