スマートフォン向けソーシャルゲーム「ドラゴンボール ドッカンバトル」の「ガシャ」(ガチャ)で、出現するキャラクターの表示がユーザーごとに異なっていたことが判明し、「運営側がガチャの確率をユーザーごとに操作していたのでは」との疑惑が上がっていた。
運営元は11月16日、「実際のガチャ提供割合は、全ユーザー共通だったが、表示上の不具合が起きていた」と説明し、疑惑を否定。さらに、不具合があったプログラムのソースコードを開示し、どのようなミスだったかを説明した。
ゲームの不具合を説明するためにソースコードを開示するのは異例で、「斬新だ」とネットで話題を呼んでいる。
同ゲームは、バンダイナムコエンターテインメントとアカツキによる共同開発。
11月15日以降、ゲームで提供している「ガチャ」で、出現するキャラクターの種類についての表示が、ユーザーによって異なっていることが発覚。「運営側がガチャの出現確率をユーザーごとに操作しているのでは」との疑惑が広がり、騒動になっていた。
運営側は16日未明、「表示上の不具合があった」と説明して謝罪。「実際の出現キャラや割合は全ユーザー同一に提供し、設定通りに出現していた」と釈明した。
さらに16日昼過ぎ、不具合があったプログラムの詳細と、その部分のソースコードも開示。「プログラム上で複数箇所に散らばっていたキャラクターデータ読み込み処理を共通化した際、想定していない挙動が発生した」などと説明している。
「不具合の説明のためにソースコードを開示する」というこの姿勢に対して、ネット上では「斬新だ」「詫び石ならぬ詫びソースコードとは」と話題に。コードを読んだエンジニアからは「C++だ」「同じバグを出したことある」などの声も出ている。
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